HSPによる幼少期からの傷付き体験

人は「思い込み」で出来ている

私達は、自分で意識できる部分が約5%、残りの95%は自分でも

意識できない「無意識」の部分で、現実を生きている

と言われています。



その無意識は、ほとんどが「思い込み」の集まりで出来ています。




「思い込み」はどうやって築き上げられていくかと言えば、まずは

‟親”の影響を第一に受けます。生まれて初めて接する「人」である

為ですね。



例えば、両親に「あんたって、本当に駄目な子ね!」と

言われていたとします。

一番信頼している親に言われるので

(そうか・・・自分は駄目な子なんだ・・・)と

すんなりと無意識のうちに思うようになります。





学校へ通うようになると、自分では意識せずとも

「自分は駄目な子」という思い込みが発動し、行動や発言に自信が

持てなくなり、同級生にからかわれたりする事が多くなってくると

「やっぱり自分は駄目な子なんだ」と思い込みを強化させていきます。





更にテレビや雑誌、インターネット等でも華々しい活躍をしている

人がピックアップされ‟こんな人は素晴らしい”という言葉に

自分にはないものだ、と劣等感を感じることで自分と比較し

「やっぱり自分は駄目な人間だ」と益々思い込みを強化させます。





就職してからも、自分は「駄目な人間だ」という思い込みからミスを

発生させてしまう事もあり、怒鳴られたり叱られたり人間関係が

うまくいかなくなると、やがて人と接する事自体怖くなってしまいます。




しかし、子供時代に「あんたって、本当に駄目な子ね!」と言われても

「そんなことはない!」と自分の意志を貫いて、自分らしく

生きる人たちもいます。




なぜ、こんなにも親や他人の影響をそのまま受けてしまい

思い込みが発生してしまうのでしょうか。

HSPは他人を責めずに自分を責める


HSPは、その‟超敏感体質”ゆえに、他人の表情や言葉の

ちょっとしたニュアンスから、相手の感情や感覚を

細かく受け取ります。





わたし自身も親に始まって、他人と話す時に話の内容と共に

「きっとこの人は、こう考えている」というニュアンス的なものが

伝わってくるので、自分がそのニュアンスで傷付きたくない為に

些細な言葉の裏を読むような癖がつき、他人を観察する事で自分を

守っていたように思います。





相手の微妙な表情を察して、熱心に話は聞いてくれているけれど、

実は退屈そうだ、興味なさそうだ、など分かるので、話題を変えたり

早々に切り上げたりしています。

表に出てくくる言葉と、内面の感情のニュアンスの違いに気が付いてしまうんだよなあ・・・



「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」
なのかもしれません 長沼睦雄著 によると



HSPの子供は、親から呼ばれてすぐに返事が出来ない(いろいろな

可能性が浮かぶので、簡単に答えられない)パニックになりやすく

よく泣く(些細な刺激に敏感なため)ので、親から‟育てにくい子だ”

と思われてしまい、叱られる回数が増えていきます。




友達にもいじめられ、学校の先生にも嫌われる。

そういう環境の中で育つと、自己肯定感が育ちにくくなり




HSPはもともと‟不安や恐怖の神経が強い”為に、思春期の頃には

すっかり「お前は駄目な子だ」と植え付けられた思い込みにより

「自分は駄目だ」と信じるようになる、とのことのです。




結果として、人と親密になる事を避けるようになるのですが

HSPの概念を発表したエレイン・N・アーロン博士は

「HSPが親密さを恐れる理由」として8つの恐怖をあげた

そうです。




「お前は駄目な子だ」と言われた親や他人を責めることなく

幼少期から我慢に我慢を重ねた、優しくて繊細なHSPさんは

「自分が駄目な子なんだ」と自分を責めることで生きていき




結果、自己否定が強くなりすぎることに繋がり、恐れが

どんどん出てきてしまい、他人に安心して身を委ねることが

出来ずに人と距離を置いてしまう。




その8つの恐怖とは、一体何なのでしょうか?


HSPが親密さを恐れる
8つの恐怖とは


まず一つ目は

‟自分をさらけ出し、拒絶されることへの恐怖”

だそうですが、初めから「分かる~分かります‼」

という感じですね(笑)



とにかく「他人からどう思われているか」が転じて

自分の発言や行動により「相手に嫌われてしまわないか」

という恐怖がすごくあったように感じます。

(今は克服しています)




以下②から順にお伝えしますね。


②怒りに満ちた恐怖への攻撃
③捨てられることへの恐怖
④コントロールを失う事への恐怖
⑤攻撃し破壊する事への恐怖
⑥呑み込まれることへの恐怖
⑦コミットメント(責任を伴う確約)への恐怖
⑧些細な事で相手が嫌いになる事への恐怖



なにか、あてはまる部分があったでしょうか?

これは、恐怖心があるからいけないという事ではなく

元々持ち合わせている、生まれつきの性質なので

思い込みの癖も出来やすく、自己否定も生まれやすいのだ

と思ってみてください。


あなたは、それでいいんです!

自分に、まる〇!!


「わたしは、このままでいいんだ」

と、まずは自分はそういう体質で生まれたんだと受け止める

ことから初めてみてください。




先程ご紹介した通り、育つ過程で沢山の「思い込み」を

抱えて生きてきましたが、大なり小なり誰でも「思い込み」の

集まりで自分という人間が出来上がっています。




しかし、一番影響力の強い親の発言は、自分が悪い訳ではなく

親自身が持つ不安や恐怖を、無意識に言葉と共に取り込んでいるのです。




親の思い込みを子供に植え付けることで、子供に再演させ

「やっぱり子供はそうあるべきよね」と親が無意識に安心したい

ケースもあるのです。




親は子供が一番信頼する「人」ですが、その信頼をひどく裏切られた

と感じると、他人とうまく人間関係を築けないようになるのです。




ですが、親も悪い訳ではありません。

わたしも自己評価が低く、親との関係も一見良好なようで

肝心なことは何も言えない、言わない関係でした。





それは、他人や世間を気にするあまり、親に対して

「申し訳ない」という罪悪感が異常に強かったせいです。





わたしも、自己評価を下げるには十分な環境で育ちました。

HSP気質もあいまって、他人や世間を異常に気にする

人間に育ったのでしょう。




しかし、離婚し実家へ戻ったことをきっかけに、幼い頃

愛情を感じることが出来なかったこと、言われて傷付いた発言

これからは何でも話したいし、頼りにしたい事などを素直に

話すと、言われて傷付いた発言については覚えていないこと

しかし、申し訳なかったと謝られ、恥ずかしくて親には言えず

友達にしか言えなかったような話もするようになり、初めて




本当の親子になれたような感覚




があり、ここまで健康でお互い無事でいられたことへの感謝の

気持ちが湧きあがり、親も一生懸命わたしを育ててくれた

んだなあと思うと、感慨深く誰も責める気持ちにはなりませんでした。




そうした関係を築けるようになり、ようやく‟親離れ”が出来た

ような気持になりました。





もし、昔親に言われて傷付いた経験があって、未だにそれを

引きずっているのなら、思い切って話してみるのもいいかも

しれません(案外発言した方は、覚えていないものです・・・)

親も自分も、人は完璧ではない!

だからこそ、色々な人がいて社会が成り立っていると思えば

HSPも素晴らしい個性だと思えてきませんか?




わたしは更にHSSという混合タイプなので

他にも抱える部分も多いですが(笑)



こんな少数派の面白い性質で生まれたことには

きっと理由がある!と思い、自分の体験や学んだことを

これからもお伝えしていきたいと思っています。

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